2018年、スウェーデンで開催された世界卓球2018団体戦。その男子決勝トーナメント準々決勝で、日本チームは残念ながら韓国チームに敗れてしまいました。
試合結果は以下。
日本 1- 3 韓国
張本智和 2-3 鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)
水谷隼 3-2 李尚洙(イ サンス・LEE Sangsu)
松平健太 1-3 張禹珍(チャン ウジン・JANG Woojin)
水谷隼 0-3 鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)
このように、張本智和と水谷隼から2点をあげた鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)。特に水谷隼との一試合はとてつもなく強かったので、その強さの秘密に迫りたいと思います。
鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)の強さとは
どれだけ強いのか直接見たいという方は、こちらのyoutube動画をご確認ください。
世界卓球2018 男子準々決勝 日本vs韓国 第4試合 水谷隼vsチョン ヨンシク
この試合を通して鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)の強さは3つあったと思います。
1つは、サーブ。要所で水谷隼選手のバックへロングサービスを織り交ぜながら、フォア前へのサーブで崩して3球目攻撃につなげていく基本的ですが、巧妙な戦術が強さの秘密でした。
2点目は的確なストップ。サーブを得意とする水谷隼の多彩な回転をもろともせず、レシーブはほぼ完ぺきにストップをできていました。もともとチキータの黎明期にチキータの名手として知られた鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)。そのチキータを警戒して縦回転やYG中心になった水谷のサーブに対する完璧な対応でした。
最後はやはり両ハンドカウンターでしょう。どのコースに打ってもコンパクトなスイングで相手の力を利用した高速カウンターを繰り出してくる。2点目に挙げたストップが少しだけ台から出てしまっても、このカウンターがあるから安心してストップにチャレンジできる。そんな好循環が生まれていました。さらにこのカウンターは体の近くだけでなく、遠く離れたところからも打たれる。水谷はどこに打っていいのかわからない状態にされてしまいました。特にバックサイドへのリーチの長さがトップ選手の中でも群を抜いています。
水谷隼選手が本調子でなかったとはいえ、これだけ完璧にやられるとやはり勝つことは難しかったですね。
鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)の用具は?
この画像を見る限りスポンジの色での判断にはなってしまいますが、ラバーはフォア面がキョウヒョウのブルースポンジ、バック面はXIOMのオメガ系でしょうか。テナジー系ではなさそうです。情報をいただき次第、鄭栄植(チョン ヨンシク・JEOUNG Youngsik)選手の用具についてはアップデートしたいと思います。
以上